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「正直、他社には教えたくない」コネット家中社長が語る、WOGOとの協業が生んだ”圧倒的なスピード感”と事業成長への確信

  • Koeru Shin
  • May 1
  • 9 min read

Updated: Aug 5

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飲食業界を中心にマーケティング支援を提供する株式会社コネット様。事業拡大を目指す中で、労働集約的な業務プロセスに課題を感じていました。「人を増やさずに顧客を増やすにはどうすればいいか」。そんな切実な悩みから始まったのが、私たちWOGOとのプロジェクトです。今回は、代表取締役の家中慶太様に、WOGOとの出会いから、開発プロジェクトを通じて感じた魅力、そして得られた具体的な成果について、率直な言葉で語っていただきました。



<プロフィール>

株式会社コネット 代表取締役 家中 慶太 様

飲食事業を展開する株式会社ファイブグループにて、企画マーケティング、販促、コーポレートブランディングなどを担当。社内でのシステム活用・開発の知見を活かし、株式会社コネットを設立。飲食業界向けのマーケティング支援や従業員管理SaaS「コネット」を提供。



背景課題:事業拡大の裏にあった、「人材不足」という大きな壁

コネット社がBPO事業の拡大を目指す中で直面した、人材不足と労働集約型モデルの限界について語っていただいた。

佐藤: 今回WOGOにご相談いただくきっかけとなった、当時の課題について教えていただけますか?

家中様: はい。弊社は飲食企業向けのマーケティング支援…いわゆるBPOサービスを提供しているのですが、ご相談当時は多くの人手を要しておりました。事業を大きくしようと考えて、先に人を採用したのですが、その後に「このまま人海戦術を続けていて、本当に意味があるのだろうか?」と疑問に思うようになったんです。私自身も営業からオペレーションまで幅広く担当していたのですが、このままではスケールしない。もっと効率的に、できれば人を増やさずに顧客を増やせる方法はないか、と考え始めました。RPAやAIといった技術を使って、今の業務を自動化・効率化できないか、というのが最初の発想でした。



導入経緯:出会いは「紹介」から。WOGOへの期待と決め手

WOGOを知ったきっかけと、数ある開発会社の中から最終的にWOGOを選んだ決め手について明かしていただいた。

佐藤: WOGOにご依頼いただいた経緯や決め手についてお聞かせください。

家中様: 実は、弊社の株主でもあるファイブグループ創業者の坂本から紹介を受けたのがきっかけです。「デジタルに強い人材が不足していて、このままでは人海戦術に頼らざるを得ない状況になってしまい、ビジネスとして立ち行かない」という話をしていた時に、「それならWOGOさんが解決できるんじゃないか」と。

佐藤: 実際にWOGOとお話しされてみて、いかがでしたか?

家中様: 最初の印象として、WOGOさんの「スピード感」は魅力的でしたね。他の開発会社さんだと、まずガチガチに要件を固めて見積もりして…というステップを踏むことが多いと思うのですが、WOGOさんからは「まずやってみましょう、やりながら進めましょう」というスタンスでご提案をいただきました。これが我々としては非常にやりやすかった。あとは、我々にはプロダクト開発の専門家がいないので、どうしても「こうしたい、ああしたい」という”要求”レベルの話しかできないんです。WOGOさんは、その曖昧な要求に対して、実際に我々が使っているツールを見たり、現場の担当者にヒアリングしたりしながら、具体的な解決策として提案してくれる。この「要求を形にしてくれる力」が、最終的な決め手になりましたね。



協業の実際:圧倒的なスピードと伴走力。WOGOならではの魅力とは

実際にプロジェクトを進める中で感じた、WOGOならではのスピード感や伴走力、コミュニケーションスタイルについて触れていただいた。

佐藤: プロジェクトが始まってから、WOGOのどのような点に魅力を感じましたか?

家中様: やはり「圧倒的なスピード感」ですね。これは開発だけでなく、RPAの仕組み作りからコンサルティング的な部分まで含めて、本当に早い。正直、驚きました。他の開発会社さんとお付き合いすることもありますが、ここまでスピーディーなのはWOGOさんならではだと思います。あとは、良くも悪くも「会社っぽくない」ところでしょうか(笑)。すごくフランクで、我々が気づかないような本質的な部分についても、遠慮なくフィードバックをくれる。時には厳しい指摘もありますが、それが結果的にプロダクトを良くすることに繋がっていると感じています。そういうスタンスは、我々のような変化を恐れない企業にとっては非常にありがたいですね。あとは…お酒が強いところも魅力かな(笑)。飲食業界の人間としては、そういうノリも合うのかもしれません。



開発概要:コネット様の課題解決に向けたWOGOの取り組み

コネット様の具体的な課題に対し、WOGOがどのようなアプローチで開発を進めたのか、その概要を説明する。


1. データ収集基盤リビルド、その舞台裏

WOGOが最初に取り組んだのは、コネット様が提供する飲食店向けマーケティングコンサルティングにおけるデータ収集業務の改善でした。当時、コネット様はすでにノーコードツールを活用したデータ収集基盤をお持ちでしたが、「ツールが想定通りに動かずエラーで停止してしまう」といった問題が頻発。収集データの整合性を担保するために、毎月多くの人的リソースが確認作業に割かれていました。

そこでWOGOは、まず既存の業務フローを詳細に分析し、改善点を提案。その上で、安定性と拡張性のある新たなデータ収集・集計基盤を構築しました。これにより、前述のようなエラー発生を抑制し、大幅な業務効率化を実現しました。具体的には、食べログなどのグルメ媒体や予約台帳システム、さらにはLINEやGoogleビジネスプロフィール(GBP)といった多様なプラットフォームからのデータ収集・集計プロセスを自動化。また、支払い情報のようにシステム連携だけでは取得できない情報についても、担当者の作業が最小限になるような業務フローを設計・提案しました。

単に効率化するだけでなく、より多くの情報を正確に集計できるようになったことで、コネット様がクライアントに提供するマーケティングレポートの価値向上にも貢献。WOGOの高速な開発サイクルによって、コネット様の「こういうデータも活用したい」というニーズを次々と形にしていきました。


2. アンケート+LINE管理ツールで顧客体験を拡張

データ基盤整備と並行し、コネット様からの新たなご依頼で「アンケート+LINE管理ツール」の開発も担当しました。これは、Googleフォームのようにアンケートを簡単に作成できる基本機能に加え、多店舗展開するクライアントの利用を想定した「一括作成・個別設定機能」が特徴です。例えば、基本的な質問項目は全店舗共通で一括作成しつつ、アンケート完了画面に表示する口コミ依頼先のURLなど、店舗ごとに異なる部分は簡単に個別設定できるUI/UXを実現しました。

さらに、このアンケートツールはLINEミニアプリとも連携。飲食店のお客様がテーブルのQRコードなどを読み取るとLINEアプリが起動し、そのままアンケートに回答できます。管理者側は、どのユーザーがどのアンケートに回答したか、どのアンケートがLINE友達登録に繋がったかなどを追跡・分析することが可能です。


3. 自社製Googleビジネスプロフィール管理ツールで“次の一手”

そして現在、WOGOはコネット様と共に「Googleビジネスプロフィール(GBP)情報管理ツール」の開発を進めています。コネット様はこれまで既存のMEOツールを利用していましたが、「読み込み速度が遅い」「操作中にエラーが起きる」「機能が十分でない」といった課題を抱えていました。

これまでのプロジェクトを通じてWOGOの開発速度と品質に信頼を寄せていただいた結果、「既存ツールに費用を払い続けるよりも、自社で開発して製品化した方が良い」というご判断に至り、開発をご依頼いただきました。この新しいツールは、単なるGBP管理機能に留まらず、AI活用を前提とした設計に加え、コネット様が長年培ってきた飲食業界や店舗型ビジネスへの深い知見が組み込まれており、現場担当者と経営層の双方にとって効果を最大化できる製品を目指しています。


導入効果:目に見える効果。人件費削減と業務効率化を実現

WOGOとの協業によって得られた、業務整理や具体的な人件費削減効果について語っていただいた。

佐藤: WOGOとの取り組みを通じて、具体的にどのような成果がありましたか?

家中様: まず定性的な面では、WOGOさんと一緒に業務を整理していく中で、「やるべき業務」と「そうでない業務」が明確になったことが大きいですね。

そして定量的な成果としては、明確に「人件費の削減」に繋がっています。少し言い方は悪いかもしれませんが、結果的に契約満了となる従業員も出ました。それくらいドラスティックに効率化が進んだということです。

例えば、これまで毎月人の手でコツコツ行っていたデータ集計作業がありましたが、WOGOさんに作ってもらった仕組みのおかげで、その工数は感覚値ですが97~98%は削減できたのではないでしょうか。ほぼゼロになったと言ってもいいくらいです。



今後の展望と推奨:「変化を恐れない」企業へ。WOGOとの協業がもたらす価値


WOGOとの協業に手応えを感じつつ、今後の事業展開への期待や、WOGOがどのような企業にフィットすると考えるかについて語っていただいた。

佐藤: 最後に、今後の展望や、WOGOをどのような企業におすすめしたいか、お聞かせいただけますでしょうか。

家中様: 正直なところ、競合他社にはあまり教えたくない、というのが本音です(笑)。「うちもWOGOさんに頼もう」となると、我々としてはちょっと困るな、と。それはそれとして、WOGOさんをおすすめしたいのは、やはり「変化を受け入れられる会社」ですね。先ほども言ったように、WOGOさんは本質的な提案をしてくれます。時には耳の痛いフィードバックもあるかもしれませんが、それを前向きに捉えて改善していけるような会社さんだと、ものすごく価値を感じられるはずです。コストパフォーマンスが非常に高いと感じるのではないでしょうか。

佐藤: 大変貴重なお言葉をありがとうございます。ご意見を頂戴する形となりますが、どのような業種の企業におすすめできそうでしょうか?

家中様: 我々のような飲食業界はもちろんですが、例えば工場や物流・配送といった、比較的レガシーと言われる業界にもフィットすると思います。社内の業務整理や効率化といった課題に対して、WOGOさんのスピード感と提案力は大きな武器になるはずです。

佐藤: ありがとうございます。それでは最後に、今後のコネット様の展望についてお聞かせください。

家中様: 今回WOGOさんと一緒に作った仕組みやツールは、社内でも非常に評判が良いんです。特別なマニュアルがなくても、みんな自然に使えています。今後はこれをさらにアップデートして、社外にも販売していきたいと考えています。株主とも話しているのですが、このプロダクトでどうやって市場で勝っていくか、その戦略も含めて、ぜひWOGOさんと一緒に伴走していただけると嬉しいですね。




コネット家中様の率直な言葉からは、WOGOとの協業に対する高い満足度と、今後の事業展開への強い期待がうかがえました。WOGOはこれからも、コネット様をはじめとするお客様の課題に真摯に向き合い、ビジネスの成功をテクノロジーで支援してまいります。家中様、本日は貴重なお話をありがとうございました。

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